5月21日・美しい日本の風景~歌とオーボエとピアノのコンサート~(熊本)、5月23日・高千穂神社奉納演奏(宮崎)、5月24日・美しい日本の風景~歌とオーボエのコンサート~(大分)の3公演を終え、九州横断演奏旅行から帰ってきました。
曲数の多さに加え、日々大きく変わる演奏環境。私自身にとっても楽器にとっても大変ではありましたが、それ以上に得るものも多く、やってよかったと心から思える演奏旅行となりました。
特に今回、大分での演奏会はオーボエと歌のみ。オーボエ一本で約1時間半にわたるコンサートを伴奏しきった経験は忘れられないものとなりました。アンコールではお客様からのリクエストにより全く準備していなかった曲を急きょ演奏。今思い出すとよくやれたものだと自分でも驚きですが、これまでの経験があったからこそできたことだなとしみじみ思います。
テノールの大西さんとの共演もこの2年間で延べ20回を超えました。慣れない編成、慣れない歌の伴奏、慣れない編曲、慣れない環境での演奏(神社などではほぼ吹きさらしの場所で演奏します)・・・慣れないことだらけで、毎回戸惑いや、これでいいのか?と自問自答の連続ですが、回を重ねるごとに少しずつ経験が活きていることを実感しながら取り組めるようになってきました。やはり何事も経験。そのときは大変でも、どんなことも必ず自らの糧となると信じ、これからも様々なことにチャレンジしていこうと決意を新たにした次第です。
今回、熊本・宮崎・大分という普段の活動の場から遠く離れた場所で、これまでオーボエを知らなかったたくさんの方々にオーボエを知っていただけたことはなによりの喜びでした。大分では80名近いお客様にご来場いただき、終演後に「オーボエを今日の今日まで知らなかったんですが、グッときました!!オーボエ始めようと思います!!」とおっしゃってくださった方もいらっしゃいました!これこそ私の目指すところ!!
これからもオーボエをよりたくさんの方に知ってもらい、魅力を伝えられるよう、精進いたします。
*画像は熊本コンサートの終演後に見た天草の夕日。息をのむ美しさでした!!
公演の写真はこちらからご覧いただけます。