2018年5月10日、宮崎県の高千穂神社にてテノールとオーボエで演奏を奉納してまいりました。
神様に向けて演奏する奉納演奏ではありますが、今年は例年よりもたくさんの方が聴きに来てくださり、多くの方にオーボエを間近に聴いていただけたことはとても嬉しかったです。
今回この奉納のためだけに編曲した、信時潔作曲『海道東征』第一章 高千穂 。
原曲の壮大さから、メロディとオーボエの単音だけで和声感を表現するのはとても難しかったのですが、テノールとオーボエだけで奏でる"高千穂"は、祝詞のようでもあり、雅楽のようでもあり・・・演奏していてとても特別な感じがいたしました。終わってみれば、奉納演奏の場にとても合っていたように思います。
高千穂神社での奉納は今回が三回目だったのですが、新緑の美しい高千穂を訪れ、後藤宮司のお話を聞くことが毎年この時期の楽しみとなっております。
絵画や音楽など芸術への造詣が深い後藤宮司。今回も国歌の成り立ちや瀧廉太郎についてたくさんのことをお話くださいました。
本当に博識でいらっしゃる宮司のお話を聞くにつけ、私ももっと色々なことに目を向け、ひとつひとつの経験をしっかりと味わおうと思いました。もっともっと面白い人生、もっともっと色彩豊かな音楽を追求していきます!!